お金が無い時に捨てられていた本を売ってお小遣い稼ぎをしていた話

フリーランスに成り立ての頃の話です。年齢は25歳前後の頃です。
独立してから軌道に乗るまではあまり仕事がなく、毎月の家賃や光熱費を払ってしまうと、ほとんど余らないくらい常にギリギリの生活をしていました。本当にどうしようもなくお金がなくて困っていた時に、あまり時間がかからず、少しでもお金になる事はないかと常に考えていました。
当時はクラウドワークスのような副業ができるサービスもありませんでしたし、ポスティングなどの副業はどうしても人に見られると印象が良くないので出来ませんでした。

私が住んでいたマンションのゴミ捨て場には毎週のように大量の本や雑誌が捨てられていました。いつも勿体無いと思っていたのですが、ある時、これでお小遣い稼ぎが出来るのではないかと思いまいました。
毎週、本や雑誌などが捨てられる日に、状態が良い本や、高めの雑誌(建築やインテリア系など)をかき集め、ブックオフに持っていって売れば、それなりにお金になるのではと考えたのです。物は試しと思い、鞄に入るだけの本や雑誌を集め、ブックオフに持ち込みました。すると、想像以上に高額で買い取ってもらう事ができ、これはいけると思いました。
稀ですが、DVDのセットなどが捨てられている事もあったので、数千円になる事もありました。誇らしい過去ではありませんが、当時はそのくらい切羽詰っていたからできた事です。それでもやはり住人の目は気になるので、自分のゴミを捨てに行くついでに人目が無い事を確認してから手際良くバッグに入れて本を回収していました。ブックオフに売りに行くのも、平日の午前中など、基本的にマンションの住人と会う可能性の低いタイミングを見計らって行いました。

自分の行いを正当化するつもりはありませんが、本来であれば捨てられてゴミになってしまうはずだったものが、また別の誰かの手に渡るという事は決して悪い事ではないと思います。ホームレスが空き缶などを集めてお金にするのと感覚は似ているかもしれませんが、少なくともそれでゴミが減るのであれば、街にとっても環境にとっても良い事であるはずです。自分はもうこのような事をする必要はなくなりましたが、昔の自分のようにお金がなくて困っている方がいれば恥を忍んで試してみる事をおすすめします。きっと後になって振り返ると、当時はどれだけ苦労していたかと人に語れる良い思い出になると思います。まあ、恥ずかしくて人には話せないという人の方が多いかもしれませんが。

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